日常に疲れたら、長期の「サバティカル休暇の旅」で自分と向き合おう 

2019年1月18日:Airbnb(エアビーアンドビー)は、イタリアのNGO「Wonder Grottole」(ワンダー・グロットレ)と協力し、目まぐるしい日常から逃れて、美しい村グロットレでゆっくりリセットできる、一生に一度の夢の「イタリア、サバティカル休暇の旅」に当選するキャンペーンを、このたび実施する運びとなりました。

 

近年、政府が「働き方改革」をうたうなか、日本の各企業もリモートワークやワーケーションなど、時間や場所、休暇を上手に活用した取り組みを実施しています。また、最近は、海外の先進諸国で導入が進んでいるなか、最低一か月以上の連続休暇取得制度、「サバティカル休暇」が国内でも注目を集めています。Airbnbが8カ国2000人を対象に実施した「サバティカル休暇に関するアンケート調査」では、回答者の74%が「既にサバティカル休暇を過ごした、または過ごしたいと思うという」と答えています。

 

本キャンペーンの舞台は、イタリア南部マテーラ県の丘の上にある小さな村「グロットレ」。グロットレは、風光明媚な村ですが、過疎化が著しく、住民わずか300人に対し、空き家は600軒以上もあり、存亡の危機にさらされています。そこで村に新しい息吹を呼ぼうということで、廃屋を再生する「Wonder Grottole」(ワンダー・グロットレ)主催のプロジェクトをAirbnbが後援する運びとなり、実現したのが今回のキャンペーンです。募集するのは、体験と宿泊のボランティアホストとして、2019年6月1日から8月30日の3か月間、村に滞在する有志4名の方。当選者は、滞在中、村人になりきって、イタリア語を学び、市民農園の畑仕事に精を出しながら、自分で栽培した採れたての野菜を使った、美味しいイタリア料理を作るコツを習得できます。

Airbnb共同創業者兼最高プロダクト責任者のジョー・ゲビアは次のように語っています。「イタリアは各地方の放つ魅力が独特で、個性的な国です。地方コミュニティの結束が強く、そこに住む人々は生き生きとして輝いており、無数に広がる丘の上の村から成る地方が特徴です。そのうえ、やさしく温かな人々で知られる国です。Airbnbは、そんなコミュニティの存続を支えられたらと思います。そうすることによって、次の世代に村を引き継いでもらうことができたら、これほど嬉しいことはありません。様々な人々に声をかけ、村の暮らしに本当のかたちで貢献することのヒントとなり、支援することが、イタリアの田舎の美しさに光を当てるきっかけになることを心から願っています。」

ボランティア4名は村の暮らしを満喫しながら、1か月の研修期間中、宿泊と体験の基礎をみっちりと習得。その後、Wonder Grottole(ワンダー・グロットレ)とともに、Airbnbの補助ホストとしての本格的な活動がはじまります。補助ホストとしてデビュー後は、村のコミュニティセンターの美しいベッドルームや、村の中心部にある伝統的なお家にゲストをお迎えする傍ら、古くから伝わる野菜の育て方、ハチミツ採り、手打ち生パスタ、オリーブオイルのつくり方をゲストに指導する社会貢献体験のホストとしても活動します。体験の参加費用は全額村の活性化に還元されます。

 

「僕らの夢は、廃墟のような町に人の温もりを取り戻すこと。10年後には、世界中のいろんな国の人が村に溶け込んで暮らしている、そんな未来であって欲しいですね」と熱く意気込みを語るのは、Wonder Grottole(ワンダー・グロットレ)創設者のSilvio Donadio(シルヴィオ・ドナディオ)さん。

 

ボランティアの指導にあたる既存の体験ホストのうち、養蜂家のRocco(ロッコ)さんは、この村に移り住んでかれこれ30年余りになります。「都会から来ると、グロットレはまるで森や牧草地に囲まれた古代の村です。すべて忘れて、いっとき、ここの暮らしのリズムに合わせてみるといいですよ。きっとこれまでとは違う次元の世界が見えてくるはずだから」(Roccoさん)

オリーブオイル職人のVincenzo(ヴィンチェンゾ)さんも、次のように語っています。「グロットレにあるものは、静かなスローライフです。ここには渋滞も、カオスも、汚染もなく、食べものはどこまでもおいしくて、人はどこまでもやさしい。それが一番の魅力です。海外の人は発想も違うので、村の新しい活力になってくれると期待しています。どんなことでもオープンに話してもらえたら嬉しいです。話を聞くのはみんな好きなので。」

 

「イタリア、サバティカル休暇の旅」 は、Airbnbが後援し、民間団体「Wonder Grottole」(ワンダー・グロットレ)が実行するキャンペーンです。Airbnbと 「バジリカータ州マテーラ2019財団」との包括的事業提携の一環に位置付けられる取り組みであり、その目指すところは、2019年欧州文化首都マテーラを訪れる観光客と地域の交流を促し、旅行者を「一時移住者」と捉える概念を広めることにあります。

<応募方法>

お申し込みは、www.italiansabbatical.comで受け付けています。

 

ご応募の前に、上記のページにて選考ルール(英語)をよくお読み、ご理解いただいたうえで、次の情報を入力してください。

 

・本人確認データと詳しい連絡先

・応募対象かどうかを判別する質問への回答(多肢選択式)

・サバティカル休暇の旅への志望動機(短文)

・地域活性化にどのように貢献できるか(短文)

 

<応募資格者>

・18歳以上で、かつ次に挙げる国に住む方:米国、メキシコ、アルゼンチン(メンドーサ州を除く)、イタリア、イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、オランダ、オーストラリア、インド、日本。

 

・2019年6月から8月まで3か月間、グロットレ村に滞在し、NGO「Wonder Grottole」(ワンダー・グロットレ)のボランティアとして働ける方で、なおかつ中級レベルの英会話ができる方。イタリア語は滞在中に学んでいただけます。また、応募にあたり、村の活性化に貢献するという固い決意を示さなければなりません。

 

・応募期間:2019年1月15日から2月17日まで

 

・選考の最終結果発表 : 2019年3月29日に審査を行い、結果は当該サイト登録メールアドレスに5営業日以内にメールで 配信されます。

 

<滞在期間>

2019年6月1日から8月30日の3か月間